緊急避妊法はアフターピルが大きな比重を占めている

緊急避妊法とは性行によって避妊が失敗した際や、性犯罪に巻き込まれてしまった女性に対する、文字通りの緊急手段で、望まない妊娠を回避するために用意された方法です。主に2つの方法が存在しており、ひとつはモーニングアフターピルと呼ばれるホルモン剤を服用する方法と、銅付加子宮内避妊具(IUD)と呼ばれるものを付ける方法です。大きく比重を占めるアフターピルはヤッペ法とノルレボ錠による回避方法がありますが、どちらも性交後に72時間以内に産婦人科などで処方してもらい、正しく服用することで効果を発揮します。避妊の成功率はやや低めで、72時間以内では80%程度とされていますが、早めに処置することで成功率は大きく上がり、24時間以内であれば90%もの成功率となります。ただし、90%でも確実性がないため、安堵はできない状況と言えます。手軽に錠剤を飲めば済むため、避妊法で比重を占める割合が高いのですが、緊急でなかったり長期的な避妊を考えている人なら、銅付加IUDが良いとされています。銅付加IUDはアフターピルに比べても成功率は格段に高く、性行から5日以内に子宮内に挿入すれば99%以上の確率で避妊が成功します。また、一度でも装着してそのままにしておけば、5~10年は避妊の効果を得られることから長期的な避妊に向いているとも言えます。しかし、挿入時に子宮に傷ができる可能性があり、男性にHIVなどの感染症があれば感染リスクが高まることから、性犯罪に巻き込まれたような状況では利用が難しいことが挙げられます。このことから、基本的にはアフターピルに比重が傾き、緊急避妊法はほぼひとつだけとなっています。しかし、どちらの方法も存在を知らない女性が多く、避妊が失敗してもその後の処置を諦める人が少なからずいます。避妊が失敗したとしても、慌てずにまずは落ち着いて産婦人科などで相談するといいでしょう。